Google App Engineから感じるGoogleのメッセージ

Google App Engine]のチュートリアルを試したみた。
pythonは殆んど知らないが、Railsに似たフレームワーク構成になっているので、だいたいなんとかなった。

Google App. Engineの特長をまとめるとこんな感じだろうか。第一印象なので、間違っているところはあると思うが、大筋ははずしていないと思う。

インストールが楽

一瞬で開発環境が整う。インストール後、コンソールでコマンドを叩けば、すぐに開発にかかれる。必要なのはエディタとWebブラウザとアイデアだけ。

デブロイが楽

ローカル環境とサーバ環境の差を意識する必要がない。コマンド一発で、ローカルの開発環境がサーバ環境にアップされる。アプリケーションにバージョン番号があって、古いバージョンに戻せるなど、周辺ツールも整っているみたい。

サービス公開が楽

信頼性(リライアビリティ)や拡張性(スケーラビリティ)を(基本的には)全く考慮しなくてよい。全部Googleが面倒をみてくれる。ApacheのチューニングやMySQLのバックアップに頭を悩ませる必要はない。

安い

500MBまでストレージは無料。それ以上は有料化されるらしいが、GMailのストレージを提供できる会社だけに、料金は相当安いはず。


開発言語がPythonだけなど制限も多いが、これらの制限も徐々になくなるはず。ただ、蓄積したデータを外部に取り出す手段がないのは嫌かも。

Google Application EngineはWebサービスを公開する上での障壁の多くを取り払っており、多くの開発者にとって非常に魅力的なサービスだと思う。

個人的にGoogle Application Engineから感じるGoogleのメッセージは次のようなものである。

「もっとWebを便利で面白い場所にしよう。その為の協力は惜しまない。簡単にWebサービスを作るための環境は我々が整えるから、君たちはどんどんWebサービスを作ってくれ。そうすれば、Webにもっと人が集まり、我々もAdsenseAdWordsでもっと儲かるようになるから。」